幼馴染②

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答えを急かすこともなく、黙って座っている真理さん。 私は無言のプレッシャーに押し潰されそうだった。 しかもグズグズしてたら『あの子』が・・・。 早く別れ話に持っていかなくちゃ。 でも、何て言えば? 嫌いになったわけじゃない。 たとえ真理さんが本気じゃなくたって、一緒に居たいとすら思う。 だけどそれは許されない。 あの子もそれを許さないし、私の家族だって辛い思いをすることになる。 何より、真理さんに写真を見られて更に軽蔑されるなんて耐えられない。 どうせ報われないのなら、少しでもキレイな記憶にしたい。 それなら、彼の前から消えるのが一番だ。
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