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確か、今日食べたグラタンが久々の食事らしい食事だったかもしれない。
真理さんとケンカしてからパーティーの日まで、殆ど食事をとってなかったし・・・。
「ここ・・・何処?」
目を覚ますと、殺風景な部屋に居た。
ベッドの傍らには、哲平が座っている。
「あ、気づいたのか?先生!先生!」
哲平が慌てた様子で部屋の外へ走って行った。
「あっ!ちょっ!待っ・・・いっ・・・たぁ」
哲平を呼び止めようと起き上がると、頭が割れそうに痛い。
私はこめかみに手を当てた。
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