幼馴染②

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「今夜しんちゃんと別れ話をして来て下さい。場所はココ。彼にはもう伝えてあります」 彼女は小さなメモ紙を差し出してきた。 「どうにかしようなんて、変な気を起こさないで下さいね。私もあなたに絡むのは、これで最後にしたいの」 それだけ言うと、彼女は立ち上がって玄関に向かった。 せっかく淹れた紅茶は、一口も飲まれていない。 私は返事すらしていない。 だけど彼女は完全に私が彼女に従うと確信している。 そして私も黙って彼女に従う。 何故って、彼女には切り札があるから・・・。
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