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春山先生にお酒を呑ませる
裏ミッションは、どこへ…。
ほとんどフジコ先生が飲んだ、
ビールの空き缶で
満タンになった
コンビニ袋を見つめ、
わたしはため息をついた。
――とんでもない所に
敵が潜んでいた……。
「ねーちゃん、お風呂どうぞ」
ちょうど洗い物が
終わったところで、
ほっぺを赤くした祐希が
髪を拭きながら
キッチンに入って来た。
「すげーよ、なんか、
湯船の中から泡が
ぶくぶくって出るんだよ。
めっちゃジャグジー」
祐希は、むき卵のように
つるんと顔をテカらせ、
目を輝かせている。
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