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「ワイのパートナーはやっぱり凪ちゃん、お願いしてもええか?」
「当たり前だ。私の全てはお前にくれてやっているからな」
「じゃあカナ。よろしくな。なるべく足は引っ張らないようにするからよ」
「あああああ足引っ張るなんてとんでもない! 私こそ断君の足引っ張っちゃいそうで……」
「まったく……せっかくお膳立てしたのに、カナがあぁでは先が思いやられますわ」
『麗香お嬢様は優しいなぁ! 自分のお付きのメイドの色恋事情まで手を差し伸べるとはよぉ』
「……和真、ポッピー。だからと言って負けるわけじゃないので、手を抜いたらわかってますわね? この麗香に不可能はありませんの!」
「じゃあ丸男、しっかり私を守ってね♪」
「え……僕、律子ちゃんとペアなの!? いつ決まったの!?」
「あ、あれ? みんないつのまにかペア組んでる?」
「……じゃあ仕方ないわ。亮、やるわよ! 私たち双子のコンビネーション、見せつけてやろうじゃないの!」
「ねぇねぇ無限君、私と組もうよ! 強い人と組んでおけば私も有利だしさー♪」
「……ケケケ、打算的な考えだなおい。まぁ、正直なのは悪くねぇがな」
「……わかってるな京香」
「……えぇ。この戦いで彼女に勝って、約束通り別れてもらいましょう」
気づけば刃&光、翔矢&凪、断&カナ、麗香&和真(&ポッピー)、丸男&律子、亮&美瑛、里沙&無限、京香&かなめ。それぞれもうペアが出来上がっていた。
「……」
「……マリマリ」
頭を抱えたのは、頭が痛いからではない。いや、これからそうなるのか。そんな先のことを考えて、マリルは1つ長い溜め息を吐いたのだった。
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