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「ひとまず…パラサイトコアというのは使えるな。
ここが冒険者に攻められる時そいつらのうちの一人に取り付かせればいい。
取り付き方が不明だがな。」
それにしてもまだ一日も経っていないのに順調にダンジョンが出来ているのは朗報といっていいだろう。
後は守るための魔物を増やすことを考えなければ。
スライムでは大した妨害にはならないだろうし、アースマンも最初見た限り動きが鈍い。
「マスター、称号による突然変異確率上昇の恩恵を少しでも生かすべきかと進言致します。」
「それは俺も考えたことだ。
………シャドウを5体とアースマンを1体ゴブリンを1体召喚。」
《シャドウ×5を100P、アースマンを10P、ゴブリンを5Pで召喚します。
よろしいですか。》
「承認。」
残りは698Pになった。
目の前に現れた7体の魔物。
様々な形に変化し続ける黒い物が5体。
緑色の皮膚を持つ小柄で醜悪な顔をした魔物が1体。
最初に召喚したときにも見たアースマン。
「ゴブリン、シャドウ1体は魔力の泉に体の一部を浸けるか周囲で待機。
アースマンは出来るだけ水に体を浸けながら泉から農場に向かって水路を作れ。
残りのシャドウのうち3体は自由行動。
最後の1体はついてこい。」
それぞれ俺の指示通りに行動する。
自由行動のシャドウはすぐに姿を消したがまだ狭いこのダンジョン内では行く場所も大してないだろう。
着いて来させたシャドウと共にユニットバスに入ると1体のスライムを掴む。
「シャドウとスライム、お前達は常に一緒に行動しろ、離れるなよ。」
そう指示を出す。
するとスライムはプルプルしながらシャドウと重なった。
スライムの下にシャドウが存在するようだが…まぁ当分放って置こう。
上手くいけばそれぞれの特徴などを取り込んで進化などをしてくれるかもしれない。
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