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そして現れた七体。
死霊は淡い白色のほぼ透明な魔物で宙に浮いている。
ドワーフは背は小さいものの体つきはガッチリしている。
ハルピュイアは腕が羽根になっており足も鳥の足のようで顔と体だけ人といった感じだ。
そしてぺドフィリアタン…見た目は人と変わりはない。
ただし服装(これを服装と言っていいのか分からない)がとても残念な感じだ。
上半身は薄いピンクのワイシャツで、下半身…下着に靴下だけだ。
やはり召喚したのは失敗だったか?
などと考えていたらぺドフィリアタンが第一声を放った。
「こ、ここは人界か。
我が輩は召喚されたというわけであるか。
お主が我が輩をよんだマスターであるか?
済まぬがこのあたりに幼女のかほりがするがどこにおるか。
我が輩もう随分と幼女と会っておらぬから力もなくこのままでは喚ばれて早々に消滅してしまうのである。」
俺は人生二回目のかなり大きな決断を迫られているようだ。
アリアは幼女と言ってもいい年頃だろう。
しかし客人であるアリアを連れてくるのは抵抗がある。
ゼロならどうだろうか。
幼女というよりは少女だがこいつの判断基準が分からないし大丈夫かもしれない。
というか何故俺はこいつの言うことに従おうとしているのだ。
消滅するならさせた方が安全なのではないか?
「頼む、マスターよ。
幼女さえいれば我が輩は何にも敗れぬ配下となろう。
心配しなくとも手を出したりするようなゲスな幼女愛好家共とは違う。
頼む、早く人間の幼女を…」
アリア指名か。
本当に害が無いのならアリアには少し我慢してもらってここにきてもらうか。
一度話してみよう。
「分かった、今お前に会ってもいいか聞いてきてやる。
少し待っていろ、他の奴らもここでまて。」
俺は部屋を出てアリアの元にいき話をすることにした。
しかしなるべくオブラートに包んで話さなければならないだろう。
全くとんでもない奴を召喚してしまったものだ。
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