吸血鬼君と病弱ちゃん

第1話

私の人生で最初の脱走。

成功です！！

「ん～、外最高！」

私は思わず、伸びをした。

でも、したくなるのはしょうがない。

だって、青い空、白い雲、気持ちの良い風。

最高ではありませんか。

あの白い四角い箱と大違い。
今頃、あそこはどうなっているかな？私がいなくて慌ててるかな。

まぁ、そんなことは置いといてどこに行こう。

いざ、出てみても行きたい場所が思いつかない。