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episode 2 #2
とこの嫌味は涼子に似てきたのか?
「そう言えば、お前また別れたんだって。
続かねーな、相変わらず」
”絶対喋ったの涼子だ、あのやろー”
『うるさい、ほっとけよ、ボケ。
仕事あるからもう切るよ』
とまたもさっさと切ってしまった。
さて、この大沢智と美緒の関係ですが…。
全くもってただの同期なのです。
美緒は、今まで大沢の手助けをしたおかげで、大沢は主任になった。
この双葉食品の営業部で、二十代で主任になるのは異例のことだった。
入社当時からバリバリだった美緒は、会社の中で結構有名だったのだが、この大沢の出世に美緒が絡んでいたことで、さらに有名になってしまった。
会社で有名になったことで、美緒にとってはいいことよりも嫌なことの方が多く、男の敵になってしまっている。
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