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父は昔から美緒のことを心配してくれる。
そして、美緒のやりたい様にさせてくれた。
美緒は笑顔で答えた。
『気にしなくていいよ、お父さん。
こんなことでもないと、親不幸な娘は実家に帰って来ることないから』
そう言ったあとすぐに、母は料理を持って来た。
美緒はキッチンにグラスを取りに行く。
グラスをテーブルに置くと、次は飲み物を取りに行く。
『お父さんとお母さんは何飲む?』
「美緒はビールだよな、じゃ、俺もビールにするかな」
「お母さんもビールにする」
美緒の両親はお酒がハンパなく強くて、その影響だろうか、美緒がザルと言われるのは。
バタバタしながらもようやく食事の用意が出来た。
テーブルの上には、見事に美緒の好物ばかりが並んでいた。
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