episode 3

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父は昔から美緒のことを心配してくれる。 そして、美緒のやりたい様にさせてくれた。 美緒は笑顔で答えた。 『気にしなくていいよ、お父さん。 こんなことでもないと、親不幸な娘は実家に帰って来ることないから』 そう言ったあとすぐに、母は料理を持って来た。 美緒はキッチンにグラスを取りに行く。 グラスをテーブルに置くと、次は飲み物を取りに行く。 『お父さんとお母さんは何飲む?』 「美緒はビールだよな、じゃ、俺もビールにするかな」 「お母さんもビールにする」 美緒の両親はお酒がハンパなく強くて、その影響だろうか、美緒がザルと言われるのは。 バタバタしながらもようやく食事の用意が出来た。 テーブルの上には、見事に美緒の好物ばかりが並んでいた。
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