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と大沢は言ったが、美緒はひらめいていた。
とりあえず電話をしてみる。
『マスター、美緒でーす。
あのね、今週の土曜日なんですけど、三十名ほどの宴会って頼めますか』
「美緒ちゃんの頼みならOKだよ。
他に宴会入ってないし、二階なら三十は大丈夫だろう」
と快く引き受けてくれたマスター。
はい、そうです。つい最近七年ぶりに訪れたあの居酒屋です。
『マスターありがとう!明日の夜打ち合わせに行きます』
とすでに決定事項か?嫌、まだわからない。
美緒はまた大沢に内線をする。
『大沢、おすすめの店があるんだ。
明日の夜、一緒に行ってみない』
「早く言えよ、お前は…。
明日な、分かった。都合のいい時間に電話くれ」
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