episode 8 #2

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と大沢は言ったが、美緒はひらめいていた。 とりあえず電話をしてみる。 『マスター、美緒でーす。 あのね、今週の土曜日なんですけど、三十名ほどの宴会って頼めますか』 「美緒ちゃんの頼みならOKだよ。 他に宴会入ってないし、二階なら三十は大丈夫だろう」 と快く引き受けてくれたマスター。 はい、そうです。つい最近七年ぶりに訪れたあの居酒屋です。 『マスターありがとう!明日の夜打ち合わせに行きます』 とすでに決定事項か?嫌、まだわからない。 美緒はまた大沢に内線をする。 『大沢、おすすめの店があるんだ。 明日の夜、一緒に行ってみない』 「早く言えよ、お前は…。 明日な、分かった。都合のいい時間に電話くれ」
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