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何故、高倉が昔の自分を封印してまで黒澤建設に入社したのか。
それは一人の親友の存在があった。
のちにこの理由が分かることでしょう。
美緒は夕方になり、部長から頼まれた書類を営業部に持って行く。
その前にトイレに行き、自分を落ち着かせる。
『落ち着くのよ、書類届けるだけだから』
美緒はやはり永嶋の顔を見るのが怖い。
忘れたくても忘れられなかった思い出が蘇るから…。
深呼吸をして、美緒はいよいよ営業部に。
営業部のドアをノックして中に入る。
嬉しいことに中には誰も居なかった…。
大きく息を吐いた。
”ラッキー!永嶋さん居ないじゃん”
美緒は永嶋のデスクに書類を置き、そそくさと営業部を出たその時、目の前には永嶋がっ
『あっ、お疲れ様です。部長から頼まれた書類、デスクに置いておきました』
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