episode 19 #2

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「高倉くんも花火大会来ればよかったのにね。凄く綺麗だったのに…。 それに、美緒の浴衣姿も見れたのに」 と涼子の目はちょっといやらしい…。 「でも、これから一緒に呑むんだからいいんじゃない。 高倉くんって、よっぽど美緒のことが好きなんだね。女の中に男一人で呑むって言うんだからさ」 真理子と涼子が高倉の話をしている中、美緒は高倉と永嶋、二人の顔を思い出していた。 「美緒、黙ってないで何とか言いなさいよ。 高倉くんとは、本当に友達な訳? 昨日だって、二人で買い物に行って、食事したんでしょ。それで何もない訳?」 涼子は男のことになると、やたらと突っ込んでくる。 『何もないよ。ただの友達。それだけ』 美緒はそう言いきって、さっさと歩いて行った。
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