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地下鉄を降りたと同時に、美緒の携帯が鳴り、すぐに携帯を見た。
「美緒、もしかして噂の高倉くん」
はい、真理子の言う通り、高倉からのメールだった。
『その噂の高倉くんからのメールです。
すでにうちの前で待ってるってさ』
「ほぉー、お早いこと。
九時過ぎまで待ちきれなかったかな」
「高倉くん、ワクワク、ドキドキで、美緒の浴衣姿見たら、鼻血もんかもね。
美緒さん綺麗ですなんて、抱き付いて来たりしてね」
と真理子と涼子が美緒をからかう。
『勝手に想像して下さいな。
さっさと買い物して、家に行くよ』
今日の美緒は、二人の言葉をさらっと流した
美緒の中には、やはり朝の元気のなかった永嶋のことが…。
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