episode 21

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こうして、話はなんとか終わり、夕方、真理子と涼子は帰って行った。 部屋に一人になった美緒は…。 『ごめんね…、今は話す訳にいかないんだ。 嫌、これからも話す訳にはいかないんだ。 私たちが会社に居る間は…。 人に言えない様な恋愛はしちゃいけない…。 頭では分かっててても、もう戻れない』 美緒は頭を抱えていた。 その時、美緒の携帯が鳴った。 『今度は誰だ…』 と携帯を見ると、永嶋だった。 『永嶋さん!?もしもし、永嶋さん』 「美緒、悪かったな。あんな時間に呼び出して」 永嶋の声はいつもの永嶋の声だった。 『ううん、気にしないで、眠れた?』 「美緒のおかげで良く眠れたよ。 今、中島公園に居るんだ。出て来ないか。 散歩でもしよう」 美緒はホッとした。 『中島公園、分かった、今から行く』 美緒は電話を切ってすぐに部屋を出た。
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