第1話

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カランコロン 奏さんの店「シャロン」についた。 「いらっしゃい。竜ちゃんに柾樹ちゃん、また来たのね。」 いつものとうり黒髪を腰まで伸ばした優しげな美人が迎えてくれる。 ピンクの髪留めにベージュのエプロン。いつものスタイルで この人が竜也の従姉妹の奏さんだ。 「ども、奏さん」 「また来たよ姉さん。」 挨拶しながらいつもの指定席に座る。 しばらく待っていればコーヒーとオムレツが来るだろう。 俺たちはおやつがわりにいつもこの店でオムレツを食べるんだ。 別にケーキとかもあるんだけど、俺が甘いの苦手なんだ。 だからオムレツ。 「お待たせ。いつものでよかったわよね?」 「うんありがと。」
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