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***** 極上の幸せ顔でローストビーフを 口いっぱいに頬張る祐希を 呆れて見つめていると、 お皿に盛りつけられた 豪華なシーフードサラダが テーブルの上に乗せられた。 「あっ…すみません、 大丈夫です、皆さんの分が 無くなっちゃうから」 「いいっていいって。 こんなに旨そうに 食ってくれるから、 おっさん嬉しくってさあ」 シェフはニコニコしながら 祐希の頭をごしごしと撫で、 中央のテーブルの方へ 戻って行った。 「ねーちゃん、これマジで すっごいうまい。 遠慮しないで食べてみ」 祐希は興奮した様子で、 フォークの先に引っ掛けた 長いローストビーフを わたしに差し出した。
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