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確かに、可愛いんだけど…。 気軽に着るにはちょっと、 可愛すぎと言うか…。 「迷ってるんだったら 着てあげたら? あんなに喜んでるんだから」 その言葉に、わたしは 思わず弟の顔を見た。 …祐希…。 ドーナツをもぐもぐしながら、 ぶっきらぼうに母の気持ちを 思いやる弟の姿に強く胸打たれ、 きゅんとしながら頷く。 「わかった。これで行く」 「ん、そうしなよ」 ……そうだよね。 せっかくお母さんが わたしに似合うと思って 買って来てくれたんだし。
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