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どんな聖人にも…
そして
どんな悪人にもクリスマスは平等に訪れるー
僕は
聖人でも悪人でもない
大きな幸せではなく
小さな幸せでもいい
僕はそんなに多くを望まない
彼女といることが僕にとって
とても大切なことで
それは大きな幸せと言える
だけど僕はそれ以上を望まないー
彼女といるということが
僕にとっての幸せの最頂点で
それ以上はない
それ以上を求めない
だが
もし
それ以下になることがあったとしたら…
それは僕にとって
マイナスの限界点に等しい
僕の幸せのパズルのピースは
すでに完成していて
1ピースでもなくなると
僕が僕でなくなる…
確かに、
僕自身ではあるけれど
1ピース前の僕とは
全く別人の僕だ
僕が彼女と出会う前がそうであったように
彼女と出会ってから
僕は僕自身を完成できたー
大げさかもしれないが
僕は彼女と出会ってから
人生がばら色のように変わったー
一緒にいる時間がとてもたのしい
同じことをしても
一人で過ごす時間とは
全く別の時間の感覚を
僕は体験した
その時間はすごく大切で
濃密な時間だ
クリスマスを目の前にして
僕は彼女のことを考えている
クリスマスー一緒に過ごそうねー
彼女は僕にそういった
クリスマスは何をして過ごそうか?
僕の少ないレパートリーの中から
彼女と過ごすプランを決める
僕はその内容を彼女に告げない
告げたところで彼女が嫌がることはないだろうが
彼女を驚かせたいという気持ちが僕にはあった
子供のような出来心だ
それほどまでに
クリスマスは僕を子供のように
心躍らせるー
子供のように…そう
子供のころは
イベントが楽しかった
誕生日
それがすごく待ち遠しい
一年がすごく長く感じされる
誕生日の時だけは
すごく特別で
僕の我侭をかなえてくれる両親がいた
クリスマスもそれと同様に
サンタさんが僕の願いをかなえてくれる
枕元が楽しみだった
サンタさんなんて信じていなかったけれど
でも期待をしている自分がいた
夢のない子供かもしれないけれど
僕はプレゼントがほしかったのだー
大人になってからは
勿論サンタさんなんていないということは分かっている
だが思う
僕は何歳までサンタさんを信じていたのだろうか
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