第3話 卒業

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ずっと無言で歩くひろくんの後をついていく。 授業も始まり誰もいない下駄箱にむかうと ひろくんはあしをとめ口を開いた。 「俺、ずっと黙ってた事があるんだけど、 親父の転勤で引っ越す事になって卒業式と共に 北海道に越す事になった…。」 え… 「でも、遠距離になるけど俺はみらいと別れたくないっ…」 ………………………………… 頭が真っ白になった。 うんって… 返事をしなきゃ。 でも………… 何かが心に引っかかって上手く言葉がだせない。 「…ごめん考えさせて」 それだけ言って学校をさった。
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