第3話 卒業

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どんどん教室に皆が入ってくる。 ドキドキしながら見ていると ひろくんが教室に入ってきた。 あっ…、、 気まずそうなひろくんに話しかけ、 人の少ないところに行く。 また深呼吸をして口を開いた。 「…ごめんなさい。ずっと考えたけど、やっぱ遠距離のまま いつ会えるか分からないひろくんとはずっと付き合えないよ もう…お別れしよう。」 そういうとひろくんは悲しそうな顔をして 「わかった」 ととだけ言うと教室へ戻っていった。 ひろくんはまったく目を合わせてくれなくなった。 心がスッキリしないまま 今日は卒業だ。 こんな気持ちのまま卒業したくないよ。
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