再会

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ミルクロールパンもお皿へと盛り付ければ、お盆でそれ等を運ぶ中、仁さんがキッチンへと入って来た。 「これ、お前が作ったのか?」 「…な、馴れ馴れしく話掛けて来ないで」 「聞こえねぇだろ」 「…そ、それでもやめて」 確かにパパ達には聞こえる様な距離や声の大きさではないけど、私の緊張感に関わって来るから話掛けないで。 仁さんは無言になると、そのまま残っていた皿を手にするとリビングのダイニングテーブルへと運んでくれた。 もしかして、手伝うつもりでここへ来たの?
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