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ダイニングテーブルに料理が並び、私はパパの隣りで、運が悪い事に対面したのは仁さんだった。
ツイてないとは思っていたけど、まさか此処までツイてないなんて…私の運の馬鹿。こんな時くらい味方してくれたって良いじゃない。
「さぁ、沢山食べてくれ」
「いただきます」
手を合わせて合掌をすると、シチューを口へと運び一口食べるものの緊張感からか、殆ど味がしない。
さっさと食べてこの場から逃れよう。
「美咲に伝えなければならない事があるんだが…」
「今、此処で?」
「ああ」
パパは食事する手を止めて真剣な眼差しで此方を見る。
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