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どうして、いつもこうなんだ。
あたしが守ろうとしたモノはいつも守れない。
それどころか、それ以上に傷付ける。
所詮あたしには最初から誰も守れないのか。
いや、元々薄汚れたあたしにはそんな資格すらなかったのかもしれない。
薄汚れたあたしなりに、ただ守りたかっただけなんだ。
ただ側にいて笑い合いたかっただけなんだ。
高望みはしない。
だから、あたしはどうなってもいいから。
アイツは、アイツ等だけは―――。
「だい、す、き、だよ。」
もう、あたしに巻き込まれないで―――。
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