泡沫

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夢ならば 夢のままで 何故いつも 醒めてしまう 夢ならば 嘘でもいい 何故いつも 冷めてしまう 朝でもないのに 目醒め 枕が冷たい 夢でよかったの 彼女に逢えたから 現実「リアル」では 有り得ない 戯れ 現実「リアル」では 偶想のキミ 求め求め 近くにいるかい? 笑えるだろ こんなブザマで キミが存在「いた」時には 見せなかった流血も 超えられない 境界線が 笑うように増え 近くに存在「いる」のは キミを超えた彼女 握りしめた手が 暖かかったのは 彼女の手首に ボクより深い傷から 溢れ出た 紅い愛の涙 夢ならば 夢のままで 何故か醒めぬ歪み 夢でない 夢でないから 心からの「ありがとう」 朝でもないのに 目醒め 頬を濡らしたけど 夢じゃなくて よかった キミに逢えたから そう 起きても 醒めても 横にはキミがいて どんな夢を 見ているんだろう ボクとの戯れ? 夢から醒めて 微笑みを 穏やかに 寝ぼけ眼で 横にはボクが存在「いて」 優しく頭撫でるから 心配しないで 彼女のサヨナラの意味 見付けたから キミを見つめさせて ずっと そっと いつまでも
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