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毒々しい君の花びら
その香しい薫りに
誘われるまま蜜を吸った
洗脳されてゆく
その色に紫の薔薇独特変異
狂暴化した僕を見て君は笑っていたね
蜘蛛の巣の蜘蛛は臆病風に吹かれ身を小さくした僕の好物
きっと僕らは正反対だったんだけどいつの間にか似た者同士
寂しさの意味も喜びもわからぬまま瓦礫に咲いた薔薇と羽ばたく蝶
人知れず瓦礫の中結ばれたそれは抜け出せない迷路
いっそ華々しく咲いて舞って朽ち果てようか世界は壊れたままで
そんなことをしらない僕らはただ愛しあうことのみに
執着していたいくつもの夜に星の見えない都会の片隅で
今夜も儀式のように混ざり合う紫と黒に三日月が眠りに落ちて
空が明るくなるまでには疲れきった体を互いにいたわって眠りに落ちる
僕らは堕天使の生まれ変わり罪深きゆえ天には帰れない…
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