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すごく自分勝手で、 ウジウジしてて、弱っちい。 鼻を啜って、 枕に敷いたタオルに 涙を擦りつける。 ――そんなの、 …分かり切ってることなのに…。 ぎゅうっと枕を抱きしめ、 わたしは深く息を吐いた。 本当は、彩加やトモコが 羨ましかった。 放課後、田辺くんと二人乗りして 手を振る彩加が キラキラ輝いて見えた。 この間、彩加に見せて貰った、 遊園地と水族館で撮った 二人の写メに、ものすごく憧れた。 ――仕方のないことだというのは、 分かってる。 だから、ちゃんと、 諦めたつもりだった。 先生がわたしを見てくれるだけで、 充分なのだから、 叶わないことがあっても それは仕方ないと、ガマン出来た。 ――でも……。 今はどうしても、想像してしまう。
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