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「晶が来てくれるなら安心、って言われてたわよ。なんも出来ないのにね」 「……悠斗の見張り役?」 「そうね。悠斗君の家の迷惑にならないようにね」  笑いながら、再びテレビに目を向ける。 冷蔵庫にあった麦茶をグラスに汲み飲み干すと、寝惚けた頭が徐々に目を覚ます。 暑かったからか、着ている服が汗っぽくて気持ち悪い。 「お母さん、シャワー浴びていい?」 「別に構わないけど、デートじゃあるまいし」  こういう茶々の入れ方、僕の中じゃ冗談になってないから止めてほしい。 「汗くさいし――良いじゃんか、別に」 「ついでにお風呂洗ってくれると助かるわー。まだこれからだったのよ」 「……分かったよ」
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