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颯「怒ってないってー!なぁ、大島?」
急にふられてびっくりする。
それに…。『金色の悪魔』って呼ばないの、コイツだけ。
未「…別に。」
颯「ほらぁ。言ったろ?だから人を見た目で判断すんなっ!」
『あっ、あれぇ?おかしいなぁ…。』
クラスの女子が怪訝な顔をする。
その間に成海が私に向かってくる。…なっ、何!?
颯「大島っ!今日俺ら日直だよな!数字の森先生が朝学活終わったら職員室にプリント取りに来いってさー。」
あ…。なんだ、そんなこと。
未「分かった。」
返事は短いけど、別に怒ってるわけじゃない。
いつもだって怒ってない。
でもクラスで孤立しているあたしを気にしてか、成海はいつもあたしに構ってくれる。
正直、あたしには成海しかマトモに喋れる人がいない。
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