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「これに関しては、 誰が悪いとか、 そういうことじゃ ないと思うんだ、俺。 アドバイスって言ったって、 …『自信を持て』とか、 『気にすんな』とか、 …そんなくだらない言葉しか 出て来ないんだよな。 モトカノに似てようが なんだろうが、…今、 春山先生が好きなのは お前なんだし、 …二人の間にはちゃんと、 二人だけの世界っていうのが あるわけで、 …そこにはモトカノの 入り込む余地は無いわけで…」 うーん、という唸り声のあと、 突然、頭がごしゃごしゃっと 撫でられた。
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