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「…違うんでしたっ。 …友達のことで、ちょっと アドバイス欲しいなあって思って。 大したことじゃないんだけど、 男の子の気持ちなら、 田辺くんに聞けばいいかなって。 彩加も知ってる子だから、 一応、内緒にしてほしいんだ。 …聞いてくれる?」 田辺くんはじっとわたしの顔を見つめて、 「あ、そう。 いいよ、俺でよければ 相談に乗りますよ」 食べ終わった紙屑たちを ごしゃごしゃと丸めながら、 にっこり笑った。
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