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「後は、これ…。」
もう一枚の書類を彼に見せる。
・取り立ての際はサングラスに黒のスーツ、必ず守って下さい。
・口調はヤンキー風に、必ず守れよこの野郎。
・取り立てはゲリラで行います。ヤミ金部員でも問答無用です。
「………。」
最早突っ込む気すら起きない。
「簡単なルールはこんな感じですわ。ちなみに他に部員はわたくしを含めて六人…雅史君で七人になります。」
「あ、意外と少ないね…。」
「ふふ、皆さんとても恐い方ばかりですのよ…?」
真理亜が言うと、色んな意味で恐い気がする、恐らく外見的にはそうでもないだろうが、内面的に酷いのだろう。
「…そう言えば…他の方、居なかったよね…?」
「ああ、丁度取り立てに行ってる最中ですわ…先程からターゲットは上手く逃げているみたいですが…。」
「………。」
ターゲットの事を考えれば、あまり良い気分にはなれない。内心で合掌する雅史。
「まあ…悪い部活ではありませんわ、この光雲学園のヤミ金部は。」
「…徴収したお小遣いは、ボランティア団体にも回していますので。」
とても良い事を聞いた気がする。
「…この学園は、ただのお金持ちが集まる学園ではありませんから、ね…。」
「……?」
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