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教室に辿り着くと、すでに
先生がわたしの席に座り、
彩加とマリと一緒に
表紙の印刷用紙を囲んでいた。
「あ、萌。…どこ行ってたの」
マリがわたしに気付いて
声をかけると、先生と彩加も
同時にこちらを見た。
「ゴメン、ちょっと…」
トイレに寄って、今日どんな
パンツを履いていたか
チェックしていたとは、
さすがに言えない。
わたしは先生の顔を
まともに見られないまま、
ととと、と3人の傍に歩み寄った。
「…それで、どうですか、先生」
「うん、めちゃめちゃ
いいと思う。サンプルより
ぐんと完成度が上がったね」
「でしょでしょ、マリってば、
けっこう苦労したんだから」
彩加がうんうん、と頷く。
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