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「……本当にそれだけ?
それならたまに麻雀打つくらいは出来るよね?
なのに、麻雀はもうしないってどういうこと?」
怜はその問いには答えずに、そのまま腕時計をチラリと見て時刻を確認する
「おっと、もうこんな時間か……
麻雀部の部長さんもそろそろ来そうだし、部外者はさっさと退散するよ。
今日はありがとうね神崎さん。楽しかったよ」
「ふ、古木くん、ちょっと待ってよ」
そう言って静香は怜を呼び止めようとするが、怜は扉まで歩いていくと、扉を開けながら振り向きこう言った
「神崎さん、また明日ね」
そして怜はそのまま部室から出て行き、静香は1人部室に取り残されるのだった……
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