*2*

13/14
前へ
/353ページ
次へ
その間、何度か携帯電話にメグからの着信があった。 でも私はそれには出なかった。 なんて話せばいいのか分からなかったから…。 アパートに戻ってから私は泣いた。 彼氏と別れた時より辛かった。 今更になって、メグの存在がどれだけ大切だったのか思い知る。 とりとめなく溢れる涙を拭いながら、「ごめんね…」の言葉を繰り返していた。 次会った時…どんな顔して声をかければいいのだろう。 私の二回目の想い出は、後悔ばかりでひたすら苦いものだった。
/353ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9042人が本棚に入れています
本棚に追加