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白井さんの仕事場に、 FAX機能のついた大きな電話機が 置いてあったことを思い出す。 「どんな、内容だったんですか」 そこで、怯えたように もう一度辺りを見回すと、 レナさんはさらに 身体を乗り出した。 「怖い男の人の声で…。 『例の物はどこにあるんだ』って。 『そっちがその気なら、 その部屋ごと 焼き討ちにしてやる』って…」 「…えっ…」 ぞわり、と背中が泡立った。
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