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「なんだ?」
目を赤くしたまま私を見下ろす。
その瞳は優しくて、私だけを映している。
柔らかく笑って、私は言った。
「ずっと、ずっと。未来永劫、アナタの傍にいてもいい?」
返事なんて分かってる。
でも無性に聞きたかった。
永遠を感じたのは私だけじゃないと確信したくて――
そしてもちろん、彼は言ってくれた。
「お前の永遠は、ずっと俺だけのものだ」
引き寄せられて、そっと優しいキスをした。
頭上では一番星が輝いて――それは、永遠の光だと私は思った。
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