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「百歩譲って私が首だけになったとするわね?」
「嬉しいわ、アリス!」
女王さまが鎌を振り上げる。
私はぎょっとした。
急いで帽子屋の背中にぴったりくっつくように隠れる。
「た…った・と・え・ば!例えばね!私が首だけになったら体は?女王さま、体はどうするの?」
「アリスは美味しいからなぁ…」
帽子屋がポツリと言う。
「みんな放っておかないから心配ないんじゃないか?」
「それはみんなして私を食べるってこと?そうじゃなくて…。しかも全然解決に繋がらないんだけど」
「そうか?体が心配なんだろ?」
私は段々何をどう答えたらいいのか分からなくなってきた。
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