ふたたび

5/9
前へ
/88ページ
次へ
「みんな大好きだよ」 私は呟いた。 「わたくしもよ?アリス。わたくしが誰よりもアリスを好き」 女王さまは私に駆け寄り、にっこり笑った。 「女王さま…」 「だから、首だけになってわたくしとずっと一緒いましょう」 ど…同道巡り? 「あのね女王さま?私は首だけになったらきっと死んじゃうわ」 「アリス!アリスは死なないわ!首だけになっても大丈夫!」 「う~ん…」 「そうだわ!わたくしとアリスだけの部屋を用意させましょう!そこでわたくしとアリスの首…」 ほう、とため息を付く女王さまは頬を赤らめた。
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

600人が本棚に入れています
本棚に追加