――プロローグ

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20**年   このとき人間以外の生き物は、様々な異常環境により、その数を減らしていた。 また、人はその異常環境により、次々と発生する新たな病気の数に悩まされていた。 医療機関は、その新たな病気に対する薬を作るため、ネズミによる実験が増えていく。  しかしその100年後、予想されていたことが――起きてしまった。  21**年『ネズミ絶滅』  実験を行い続けた結果、ここ地球からネズミは消えてしまった。  しかし、実験体となるものが無くなったのに医療技術は今も尚進む。  なぜなのか?  ――それは、ネズミが消えた翌年、ある法律が出来たからである。その法律とは――  『人間実験体許可法』    
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