先輩のカノジョ

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********* 「雅ちゃんどうしたの? なんだか疲れてない?」 「……え?」 「さっきから、ぼーっとしてるし」 「そ、そうかな……?」 最近の私は、瑠花にまで心配される始末。 あぁこれじゃ、本気でダメだ。 バス通学中の出来事といい、飯沢さんのことといい。 入学してから、ロクなことがない。 ……なんだかブルーになるばかりだな。 結局今日も、ブルーなまま1日を過ごして。 いざ帰ろうと、玄関へ向かった時だった。 「あれ?」 1人の背の高い男子に、それを囲む女子数人。 「…誰かいる」 自然と足が止まった。
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