先輩のカノジョ

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うっ、この声。 テンションの高さからして。誰なのか、すぐに分かる。 最悪…だ。 まさか朝だけじゃなく、帰りまで虎太郎と一緒になるなんて、思いもしなかった。 こんなの、はっきり言って “想定外” 「雅ちゃん、帰りはいつもこの時間? へぇ~知らなかったなぁ、俺」 朝ほど混んでいない、バスの中。 虎太郎が、さり気なく近寄ってくる。
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