太陽と月

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ちらちらと、飯沢さんの様子を窺っている瑠花。 「ほら」 「…あ、…うん」 だからもう…。 そういうのがダメなんだって。 …………。 クラスでも目立つタイプの飯沢さん。 彼女の好きな男子と、入学早々うわさになった私は、途端にこのクラスで、つま弾きにされた。 ──もともと彼女たちに敬遠されていた、瑠花と一緒に。
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