嵐の後の… #2

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嵐の後の… #2

ショッピングを終えた私たちは本来の目的地であるラーメン屋へと向かった。 ユキが言った通り、私が思っていた以上に買い物に時間が掛かってしまっていたらしく小さくお腹が鳴ってしまったのは内緒。 お腹が空いていたのもあってラーメンと餃子を一皿を軽く平らげユキに驚かれた。 仕方がない。なんせラーメンを食べたのはすごく久しぶりだった。 一人カフェは出来ても一人ラーメンはかなり抵抗があるし、容子と女二人でラーメン屋っていうのも抵抗があり、ずいぶん足が遠のいてしまっていたのだ。 十分お腹も満たされ、天気も良好。 せっかくの休みに真っ直ぐ帰るなんて勿体ない! 私たちは久しぶりのドライブデートを楽しんだ。 でも日も傾きだし、そろそろ帰ろうと車に乗り込んだが、なかなか車が走り出さない。 不思議に思いユキの方を見ると、さっきまで一緒に笑っていたはずのユキが少し思いつめたような顔で私を見ていた。 「もうこれ以上は聞かないから一つだけ訊きたいことがある」 「何?」 リラックスしきっていた気持ちが一気に引き締まり、車内に緊迫した空気が流れる。 ――あれで終わるなんて都合がいいはずがなかったんだ。 そう自分に言い聞かせ冷静さを保とうとする。 .
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