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普段は、やる気の欠ける態度を見せているｻｷｰｽ講師だが。その実、SSSﾗﾝｸの持ち主であり。二つ名は、ｳｪﾙﾘｽﾃ国国王が言う、白銀の死神、と呼ばれている。
「私とｻｷｰｽ講師の見解は、SSSﾗﾝｸ。しかも、現存するSSSﾗﾝｸの中で最強とされる、あの悠久の風総隊長、氷結の乙姫以上とみました」
「それは、真であるのかえ。あの、氷結の乙姫を超えるとな」
このﾚｲﾄｽの言葉には、ﾗﾌﾃﾙ国国王だけでなく。他の国王、並びに学園長達も驚いていた。
しかし、驚いていたのは、ほんの僅か。直ぐに、落ち着きを取り戻す。
「だとすれば、やはり、あの者達では役不足ではないのか。下手をすると、無色の剣帝の足を引っ張る羽目になる」
と、ｳｪﾙﾘｽﾃ国国王。かなり厳しい言いようであるが、他の国王も同意見である様子。魔族との戦争において、重要な戦力である者の仲間がそうなのだ。懸念しない訳にはいかないだろう。
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