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「お!ワリィ!大丈夫か?」
「ってな~!ボーッとして歩いてんなよ!…あ?」
図体のでかい目の鋭い男だった。
三年だったかな?
いかにも柄が悪そうなメンバーで連んでるのをよく見かけた。
そいつが立ち止まり、俺を睨んでいる。
「お前、猪瀬とかいう二年だよな?」
「あぁ、そうだけど?」
こいつと以前知り合いになった記憶は…ない。
嫌な予感がする。
「初美ちゃん、俺は彼女のファンクラブの一号なんだよ」
ファンクラブ…?
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