第14話

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あまりに男に似つかわしくないその単語を、頭の中で何度かリピートする。 「初美の?そんなものがこの学校にあったのか?」 「…何言ってんだ?この学校だけじゃねぇぞ。今彼女のファン登録している人間はざっと1200人だ」 「1200人?おい…冗談はよせよ。教室でも彼女が誰かといた所すら見たことがない」 「そりゃそうだろうよ…。お前みたいに馴れ馴れしく話しかける空気の読めない奴は他にいないからな!」 「いや…話したいなら話せばいいじゃんか。でも、一応…多分俺彼氏だから。今更好意むき出しで話しかけるのはNGな!」
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