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( ^ω^)「僕らのことはいいから、自分のことをがんばれお」
僕は少しだけ意地の悪い笑みを浮かべて見せた。
ドクオに彼女は出来なかったが、最近奇跡的にツン以外の女友達が出来た。
この4年間の惨状を考えれば本当に奇跡と言わざるを得ない。
しかもその女性は、ドクオの理想に叶い、なおかつ今のところ嫌われていないようだ。
('A`)「うるせーな……」
ドクオはばつが悪そうに顔を背ける。
人の恋路には散々口出ししてきたくせに、自分のこととなると妙に奥ゆかしくなる。
僕は再びからかうような笑顔を見せて、引越し作業の続きに戻る。
手の中にあった写真立てから写真を外し、写真立てはゴミ袋に放り込んだ。
【( ^ω^)ξ゚ー゚)ξ】
( ^ω^)「……」
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