( ^ω^)僕らは別れを告げるようです

9/53
前へ
/387ページ
次へ
('A`)「本当にいいのか?」 ( ^ω^)「いいんだお」 思えば僕らの別れに最後まで反対していたのはドクオだった。 少々気が強いが誰が見ても美人だと言うであろうツンと、気は弱く、どう贔屓目に見ても並みの壁を突破できない顔の 僕がツンと付き合えるようになったのも、ドクオが応援してくれたお陰もある。 ドクオはいつも気弱な僕を後押してくれていた。 大学に入って初めて出来た友達で、ここが地元だというドクオは色々と不案内な僕を助けてくれた。 今日だって、こうやって引越しを手伝ってくれている。 ('A`)「けど……」 ( ^ω^)「いいんだお。……ありがとだお」 本当にいいやつだ。 僕は実家に戻ってもきっとドクオのことは忘れない。 いつかまた、会いに来ようと思っている。 惜しむらくは、在学中にドクオにも彼女を作ってあげたかったのだが、本人の高い理想と低い顔面偏差値のお陰で今日の 今日までその夢は叶わなかった。
/387ページ

最初のコメントを投稿しよう!

120人が本棚に入れています
本棚に追加