親衛隊の1日~午前~

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AM8:23 カタカタカタカタ…… 空き教室にはキーボードを叩く音だけが響く 「あー疲れたーこっちは終わったぜー」 腕を伸ばしながら最初に声をあげたのは和樹だった 「よし、僕も終わったよ」 続いて理久も仕事の終了を知らせる 「俺ももう終わるー」 と言う声と同時に俺の仕事も終わった 「あー朝から疲れたー」 「それなー。こんだけの量押し付けるなら給料出してほしいわ」 「一回5万円位が妥当かな…」 口々に文句を言いながら俺は何気なく後ろの時計を見る AM8:32 「あっ…やべぇ……」 ぽつりと声を漏らす 「ん?……あぁ!!あと13分しかない!」 理久がそう声をあげるとともに俺と和樹は書類を揃え抱える ヤバイヤバイヤバイ!!準備ができた事を確認し俺は叫んだ 「走れぇ!!!!」 急がなくては…… 会長の出待ちに間に合わない! 現在AM8:34
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